住宅ローンと信用情報

2020.4.10

住宅を購入する時、ほとんどの方が住宅ローンを組みますが、
誰にでも希望額のお金を貸してくれるわけではありません。
「保証会社」が、この人には住宅購入資金を貸してよいのか、いくらまでなら貸してよいのか、などを「審査」します。
その視点としては、大きく2つあります。
「滞りなく、完済できるか」と「万が一返済できなくなった場合、
不動産(家+土地)を競売にかけて残りを返済できるか」の2点です。

そのために、まずは借りる人の情報が見られます。
「借入希望金額や返済期間が年収に対して妥当であるか」
「年齢、家族構成」
「勤務先、勤続年数、業種、企業規模」
「貯蓄状況、他社の借り入れ」
などです。

もし自分が全くの見ず知らずの人にお金を貸すとしたら、
最低でもこういった情報は知っておきたいですよね?

また、不動産に関しては、借入金額に対して、不動産の価格が著しく低いと
判断されると、上限金額が制限されたり、金利が少し高かったりすることがあります。
市街化調整区域などで、実家が農家の人などが建て替えなどする場合は、当てはまるかもしれません。

そして、保証会社が住宅ローンの審査をする時には、必ず信用情報を確認します。

信用情報とは、クレジットやローンを利用したことのある人が、
・過去、現在にどんな内容のクレジットやローンを利用しているか
・現在どれくらいの債務があるか
・期日どおりに返済してきたか(延滞などがないか)
といった情報です。

CIC(割賦販売法および貸金業法の両業法に基づく指定信用情報機関)やKSC(全国銀行個人信用情報センター)やJICC(日本信用情報機構)などに信用情報が、一定期間管理されていて、保証会社はこれらの機関に記録されている信用情報を見て、
「過剰なローン債務が無いか」「過去の良くない情報が記録されていないか」
を確認しています。

皆さんは大したことないと思っているかもしれませんが、
引っ掛かってしまいやすい信用情報もあるので、注意が必要です。

・携帯電話の割賦払い
携帯電話の請求は端末を一括購入していない場合、電話料金+本体端末の
割賦支払いとなっています。そのため、うっかり口座の残高不足などで、
携帯代が引き落としされなかった場合、信用情報には延滞として記録されて
しまいます。
私も、機種変更の時に本体端末を現金で買ったことはないし、ショップの店員さんも当たり前に勧めてくるので、ほとんどの方は当てはまると思います。

・公共料金
最近は、公共料金のクレジットカード払いが増えてきました。ただ、同じ
公共料金の引き落としでも、口座引き落としの場合と違い、クレジットカード
を利用していて延滞すると、信用情報には延滞が記録されてしまいます。
ポイントが付くから、最近はクレジットカード払いが多くなってきています。

・クレジットカードの複数利用
クレジットカードにはキャッシング枠がついています。実際にキャッシングを
利用していなくても、契約内容として信用情報には載っており、極端に複数
あると、「いつでもたくさんのお金を借りることが出来る状況」と見られる
ことがあります。1枚あたりの枠は少額でも、全部合わせたときに極端に
総額が大きいと、希望金額まで借りられない、という可能性もあり得ます。

これら信用情報は、たった1度でも延滞してしまうとダメ、いうわけではなく、
良くない信用情報も、『完済から○年経過』などの一定の条件を満たせば
消えます。

また、現在は周りの環境も、クレジット機能付きポイントカードなどたくさん増えているので、特に注意が必要です。

保証会社と金融機関が見ているのは「返済を軽く見ている延滞常習者ではないか」という点です。
なお、結婚前後で氏名や住所が変わっても、信用情報は載っています。

心当たりがあり、審査が不安な方は「昔延滞した事がある(かも)・・・」と
金融機関の担当者や住宅会社に相談したり、上記のCICやKSCやJICCで履歴を調べてみましょう。

当社でも、住宅ローンに関するアドバイス等は出来ますので、お気軽にお問い合わせください。

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